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長野県中信の外壁塗装なら株式会社共立塗装へ
「色をどうしましょうか?」外壁塗装の施工前のお打合せで必ず聞かれる質問だと思います。
「さて、使う塗料は決まったけど、色どうしよう・・・」と外壁の色選びに迷われているのではないでしょうか。
そこでここでは失敗しない色選びのコツ3つのポイントをご紹介していきます。
「カタログを見てもあの色も良いし、こっちの色も良いし・・・」
とカタログだけ見ていても色はなかなか決まってきません。そこで、まずサッシを見てみましょう。
↑こちらの住宅はサッシが黒です。
このサッシ黒を考えずに、無造作にカタログから「ナスコン」を選んだとします。
ナスコンで塗替えた場合はこのような仕上がりになります ⇓
サッシが黒のため、濃彩色のナスコンで塗替えますと、アクセントがなくなり、暗い印象になってしまいます。
対して、サッシ黒を基準として黒に対するカラー配色を決めていったとします。サッシが黒の場合は、
黒が濃い暗清色ですので、外壁には明清色を使用すると良いでしょう。
今回はこちらの色を使用したとします ⇓
上の色を選択した場合の仕上がりはこのようになります ⇓
サッシの黒を基準とした場合、2階部の外壁の色を明清色のアイボリーにすることで、
サッシとのバランスが良くなります。
これが例えば1階部の暗清色を全体に塗装してしまいますと、下図のようになってしまいます ⇓
サッシの黒と同系色のためアクセントがなくなり、あまり良い配色とは言えません。
反対に、サッシが白やシルバーの住宅に「ナスコン」を選ばれた場合はこのような仕上がりになります ⇓
サッシの色がアクセントカラーになってナスコンの良さが引き立つ良い配色になります。
このように外壁の色をお決めになられる際は、「まずサッシの色を見る」ことから始めていくと、失敗することは少なくなるでしょう。
お家の屋根が外から見たとき広く見える場合は、屋根の色を基準に決めると良い配色になります。
逆に外から見たときにお家の屋根が見えない場合は、そこまで気にしなくても良いでしょう。
↑上図2つのお家を見比べて頂きますと、左側のお家は屋根が広く見えるのに対して、右のお家は屋根があまり見えません。
今回は屋根が広く見えるお家の場合についてのカラーバランスをご説明いたします。
・例えば、屋根の色にブルーを選択したとします。
屋根にブルーを選択するとまず下図のようになります⇓
屋根がブルーの寒清色に対して、外壁が茶の暖清色のため、家としてのバランスがあまりよくありません。
屋根をブルーの寒清色にしたい場合は、外壁に同系色を選び、ベースカラーをアイボリー系にするとまとまりが良くなるでしょう ⇓
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶媒」の4つの成分で構成されています。
この成分により、塗料独特の色の見え方が生まれます。
例えば看板等に使用される「シート」このシートの茶色の見え方は下図のようになります ⇓
上図が「シート」の茶色の見え方に対し、塗料の茶色の見え方は下図のようになります ⇓
塗料独特の粘度感があるのがお分かりになると思います。
例えば下図のような壁シートの茶色が素敵だな、と思ったとします ⇓
上図壁シート茶色が素敵だからと、外壁も茶色を選択したとします。
しかし、塗料独特の粘度感がありますので、外壁を茶色で塗装するとこのような仕上がりになります ⇓
↑ 塗料独特の粘度感が出て、同じ茶系色でも、壁シートの雰囲気とはまるで異なった見え方になってしまうのがお分かりになられると思います。
このように「塗料には独特の粘度感が出るんだ」と言う事を念頭に入れてお色選びをされると、益々色を選ぶ楽しみが増えると思います。
以上、色を選ぶ際の注意点としまして、
1.サッシの色を基準に考える
2.屋根の色を基準に決める
3.塗料独特の見え方に注意する
の3点をお伝えいたしました。ご理解していただけましたでしょうか?
10年に1度の塗替え工事です。
優良施工店なら、下地処理をした上で、実際に外壁にサンプル塗装してくれるはずですので、色に迷われた際は見本板だけで決めず、実際にサンプル塗装してもらってから後悔のないようにお色選びをされる事をお勧め致します。