屋根塗装に足場は必要？必要な理由について

• 2023.08.5
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屋根の塗装を検討中、実際に見積りを取ったら足場費用が高く、「足場なしで塗装できないかな？」とお調べになられているのではないでしょうか？

そこでここでは屋根塗装に足場が必要な３つの理由を詳しく解説していきます。

屋根塗装に足場が必要な３つの理由

結論から言ってしまうと、屋根塗装に足場は必要です。屋根塗装に足場が必要なのは安全面だけではありません。

もし、足場なしでやってくれると言う業者があっても断固断りましょう。

１．安全確保のため法律で規定がある

厚生労働省が定める「労働安全規則」では、2ｍ以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要があると定められています。

これは現場の作業員の安全を確保するためのものです。

一般的な戸建ての住宅であれば屋根は6～8ｍの高さになるので、足場無しで作業するとなると、法令に抵触するおそれがあります。

２．近隣への塗料や高圧洗浄の飛散を防ぐ

屋根塗装で塗装前に行う高圧洗浄で汚れや水が飛び散ります。下図は屋根高圧洗浄時の模様です。

経年で蓄積した屋根の汚れを洗浄するため、どうしても汚れや水しぶきが周りに飛び散ります。

足場があれば足場に養生シートを張り、周りへの飛散を防ぐ事ができるので近隣に迷惑を掛ける事がなく安心して工事を進めることができます。

養生シートがないまま工事を進めてしまいますと、近隣の庭を汚してしまったりとトラブルの原因になりかねません。

屋根塗装を行う際には、自分の家だけではなく近隣の方々への配慮も必要でしょう。

３．施工不良をなくす

足場なしで無理に屋根塗装をしようとすると、品質が非常に悪くなると考えておきましょう。

屋根塗装は高い所の作業に加え更に勾配もありますから、ちょっとでも足を滑らせてしまえば重大な事故は避けられません。

さらに塗装工事は10～20㎏程度の塗料缶を片手に持ちながらの作業になります。もし足場がなければ作業員は身の安全を守ることに気が行ってしまい、手元の作業には集中できないでしょう。

集中できなければ塗装にムラが生じる可能性もあります。

せっかく塗装したのに施工不良で数年後すぐにやり直さなければいけなくなったら、結局費用が掛かってしまいます。

どんなに経験が豊富でも、いつ強い風が吹くか分からない屋根の上では完璧な作業をすることはできません。

職人さんにより良い仕事をしてもらうためにも、足場は省かないようにしましょう。