鉄骨クレーン塗装工事

• 2025.10.7
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安曇野市の建設会社様からクレーン鉄骨塗装のご依頼です。

弊社では建築物以外でもこうした工業系の塗装工事も致しております。

鉄骨クレーンを塗装する場合、高所作業車などを使用しての作業となるため必要な資格を保持していなければ施工することが出来ません。

・高所作業者運転技能者(10ｍ以上)

・有機溶剤作業主任者　　　　　　　　

　等が必要資格になってきます。

施工前状況

経年に加え、塩化カルシウムを運搬するために使用しているクレーンとのことから錆の発生が見られますので、ディスクグラインダーによる電動研磨を処理を施していきます。

錆を防ぐメカニズム

錆が発生する原因は主に水分と酸素です。酸素と水分が金属に付着し、酸素と水分が金属の電子を奪います。金属から電子が奪われたことで金属が酸化し、錆が発生します。

酸素と水分が錆の発生の要因であることがお分かりいただけたと思います。そのため錆の発生を防ぐためにも金属下地には錆止め塗装をすることが重要です。

錆止め塗膜により、酸素と水分が金属に付着することを防ぎ、錆の進行を抑制します。

無機塗料とは？ウレタン、シリコン塗料との違い

鉄骨クレーンは日々外部紫外線、降雨にさらされているため、今回は劣化のしにくい無機塗料を使用します。

無機塗料とは、ウレタン、シリコン塗料には有機物が使われていて、他の樹脂と結び合って形成されているため壊れやすい性質があるのに対し、無機は炭素を持たないので他の物質と結びつきにくく、壊れやすさを心配する必要がありません。

無機の代表的な身の回りの物では陶磁器や粘土瓦があります。

無機塗料の耐候年数は約20～25年とされており、スタンダードのシリコン樹脂約10～13年と比較してみても非常に長い耐候年数がある事が分かります。

無機塗料は親水性も高く、雨で汚れを浮き上がらせ洗い流せます。そのため汚れが塗膜の表面に定着しにくいのです。

ベース塗布後、乾燥時間を設けトップ塗布で無機塗膜を形成していきます。

トップ塗布後、更に無機塗膜の厚みをつけるため、トップ2回目の塗装作業を施します。

苔や藻・カビが生えにくい

無機塗料は栄養源となる有機物の含有が少ないため、苔や藻が生えにくいのも長持ちする要因の一つです。

作業性に関しては、無機塗料は硬くて伸びにくいため、職人の腕に左右されます。せっかくの無機塗料でも、熟練の職人が施工しないと、十分に効果が発揮されません。

依頼する業者のこれまでの実績等も確認されておくと安心です。